Lucky Tapes と シティポップ

 

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Lucky Tapes を語る前に シティ・ポップ について

シティポップ またはシティ・ポップは
和製AORとも呼ばれる、都会的なイメージを持つようなサウンドのことです。

都会的……というのは70年代くらいに
当時の日本のフォークミュージックは世の中に
多くの不満や疑問を投げかけたり、
がむしゃらさなメッセージ性のある音楽でした。

しかし、それ以前より、
R&Bやジャズ、そしてロックなどのサウンドも
国内では人気が出ていたこともあり
実はあちこちのBARやライブハウスなどでは
自然発生的にそれらのバンドが交流する機会はあったのです。

そんな中、ナイアガラ・レーベル作品のファンである
ミュージシャンや作曲家が影響を受けて偶発的などうなのか、
一種の社会の流れの価値観とマッチして生まれたのが
昭和歌謡のBPMやフレーズなどを
当時のスタイルにフィットさせた「シティポップ」でした。

もちろん、それまでには、
先述したようにミュージシャンたちが高いレベルで
楽曲を作り、ヒットさせ、それが今っぽいぞ!ということで
都会思考に合わせて成長した、という感じでしょう。

これらは、日本においてのパンクロックでも
似たようなことが言えるのではないでしょうか。

例えば、ハイ・スタンダードの登場により、
それまで革パン・鋲ジャンみたいな
ステレオタイプのパンクロッカーたちだらけの場所に
Tシャツ、ハーフパンツの兄ちゃんが
やたら速いツービートのメロディアスなパンクをやり始めたら、

それまでいかつい感じの武闘派なパンクスの中で
反発していたり、怖いと思っていた若い世代が
当時の世紀末的な暗雲と最悪の不況だとか、
そういった大人への不信感をぶつけるものとして
メロコアファンが爆発的に増えた、と考えられます。

もちろん、曲が良いとか、メディアに出ない硬派なところとか
そういった例を見ないものが、新たな例を生む。
ということもあったのでしょう。

少し話が逸れましたが、
シティポップもそれまでより
都会的、都会派、都会志向なことと相まってブームとなったのです。

 

LuckyTapes

 

Lucky Tapesは2015年にデビューアルバムをリリース後、
瞬く間に人気となり、話題の映画に挿入歌として採用されるなど、
そのサウンドはライト層にも取っつきやすいでしょう。

しかし、実際には演奏技術やレコーディングの仕上がり、
曲調とMVとの融合性などによって、
コア層にこそ評価されているバンドでもあります。

ベースはファンキーだったり、
ギターは艶っぽくてお酒に合うような音色。
中性的かつトラディショナルな風貌で甘い声のボーカル。

・高橋海(Vocals,Key)

・田口恵人(Bass)

・高橋健介(Guitar)

以上の3人からなる現代のシティポップバンドです。

公式ウェブサイトはこちら。

 

 

Lucky Tapes/Gun

この曲はゆるくてリラックスして聞ける
管理人セマフォの最もお気に入りの一曲です。

例えば、何にも予定なくダラダラしている日曜日の午後、
この曲をかけて、コーヒーを飲んだら
今日は良い日だったかも知れない。

そう思えるような一曲です。

ギターは刻んで装飾的とまではいかないものの、
チキチキとカッティングを入れていたり、
中音域が気持ち良いギターなのでソロも温かみがあります。

そして、ホーンセクションもかなり気持ち良いです。
これはシンセサイザーなのか何かのソフト音源を使用しているのか。
(それとも生音なのかw)

つまり、それくらいに良い入り方と、
この曲自体のハッピーな感じの大きな役割を占めていると言えるでしょう。

 

Lucky Tapes/Touch!

MVの女の子が可愛い!!
そして、ゴージャスなんだけど、
リラックスしているような雰囲気がLucky Tapesの持ち味でしょう。

ドレスアップしなくても楽しめる、
けどホームパーティーほどラフではない食事会、
みたいな感じで気取らないオシャレがありますね。

これは恐らく、本人たちのファッションに対する
感覚も強く影響しているのではないでしょうか。

ストンとストレートなシルエットな黒パンツに白シャツ。
手首周りのゆったりさを見ると、
クラシックなアイテムなんだけど、現代的で先鋭的。
そしてベージュのジャケットに白のインナー。
眼鏡のフレームはラウンドでいかにもクラシックなスタイル。
だけれども、そこに気取っていない感じがあってオシャレですね。

そういう感じでファッションは音楽性に出ますw

シド・ヴィシャスやラモーンズ、ジョー・ストラマーが
既にそれらを証明しています。
彼らのスタイルだってカッコよくてカルチャーがあったりします。

僕はUKパンクに影響を受けて、
いまだにドクターマーチンを手入れして履き続けていますし、
Nirvanaのカート・コバーンに影響受けてからは、
ジャックパーセルを何度も履きつぶしましたw
(恐らく三足か四足くらい)

今ではコンバースのオールスターを手入れしたら
どれだけ長く履けるか試していますw
ちなみに、手入れは雨天時には防水スプレー、
そして靴紐はマーチンと同じ結び方にして、
かかとには時々すり減り防止のやつを塗ってますw

 

という感じで、ファッションは音楽性に大きく関係します。

(説明になっただろうか?w)

 

流行ではなく積み上げている

Lucky TapesもそうですがSuchmos、Awesome city club、Ceroなど
多くのシティポップ、またはその成分を含むバンドが
2014、2015年前後から注目され、
毎年のように今年のシティポップのブームは?

などと言われることもありますが、
ぶっちゃけ松任谷由実はずっと最前線でやってますよ!w

なので、別にシティポップは、
昨日今日初めて出てきたジャンルではないし、
ずっと先人が積み上げてきたということですね。

その石の上に、現代的なものを積み上げたのが、
上述した現代のバンドやミュージシャンなのだと思っています。

そうやって積み上げたものは、
過去にヒップホップを見てみればわかるように、
消えたりはしないのです。

流行り廃りはユーザーが決めていることです。

リスナーにとっては流行り廃りは関係ありません。
ましてやファンにとってはずっと彼らを聞くでしょう。

流行り廃りを決めるユーザーとしてではなく、
彼らの曲へのワクワクを忘れないリスナーでありたいと思っています。

 

では。

 

セマフォ