Kynseed インタビュー 2018年の注目作品、開発チームへ

 

Kynseed インタビュー ”あのシステムに迫る”

ドット絵のゲームというのは、もはやレトロ志向(指向)ではないものと筆者は思っている。フォトリアルなものを制作すると同様に、一つのゲーム開発の選択肢ではないだろうか。例えば、「Stardew Valley」や「オクトパストラベラー」など新しいゲームにもドット絵は採用され、世界中に注目されている。そして、2018年新たに注目されているドット絵RPGがある。

今回は「Kynseed」の開発チームPixelCount Studiosへ”魅力的なシステム”や”ゲームの世界観”などゲームの中心部に迫るインタビューを行った。「Kynseed」は現在、開発中であるため現段階の開発バージョンであることを踏まえて読んで欲しい。

赤毛の家系の場合、NPCも赤毛の遺伝形質を持って生まれてくる

――私が最初にトレーラーを観た際、”ファンタジーRPG”のような感覚を覚えました。「Kynseed」の世界観について教えてください。また、この作品はストーリーベースのゲームなのでしょうか?

「Kynseed」は”Quill”という世界におけるおとぎ話を舞台に冒険する”サンドボックスRPG”です。ゲーム開始時、プレイヤーキャラクターは普通の子どもで生活をどう選択するのかはプレイヤーに任せられています。いくつかのストーリー要素が存在しますが主にあなたのやりたいことを自由にできるようになっています。

 

――「Kynseed」では生きているものは年老いてやがて死にます。そしてアビリティは子どもの世代に引き継がれますね。それらは非常に面白いアプローチだと思います。これらのアイディアはどのようにして生まれたのですか?

我々は長年、Lionhead Studiosで「Fabel」の開発をしていました。そこで”主人公が年老いていくこと”や”変化すること”などのアイディアを得たのです。そして我々は主人公だけが年老いてなぜ、周りはそうでないのか、と考えるようになりました。そこで、我々は必要な時にだけ時間を進められる方法を考えなければならなかったのです。すると”Mr Fairweather”が年を早く進められるような『魔法のアイテム・Kynseed』を売ってくれる、というアイディアが浮かんだのです。あなたは子どもたちやビジネスを成長させますか?それとも彼から魔法のアイテムを買って年を取ることにしますか?

Kynseed インタビュー

――子どもの世代にスキルを引き継ぐことができるとお聞きしましたが、スキルについて紹介してください。

我々はいずれのジョブにおいても冒険や戦闘のスキルを用意しています。いくつかのスキルの中には”回避テクニック”や”トリプルアロー”などの戦闘スキルがあったり、冬に夏の作物を育てるスキルがあります。また、遠くにあるパイを釣竿で引っ掛けて盗むこともできますよ。

 

――「Kynseed」の特徴はプレイヤーがお店を経営できることだと思います。お店の経営はストーリー進行によってアンロックされるのですか?また、そのお店は子どもに引き継げるのですか?

お店を引き継ぐことは出来ませんが、ビジネスを購入するための十分な資金を蓄えることはできます。お金を稼ぐためにプレイヤーはお店で働くことができ、自身の小さな屋台を運営できるようになります。ビジネスは非常に高価ですが、プレイヤーだけのアイテムを作ったり、自分のビールをクラフトしたり、評判を高め、スタッフを雇い賃金や在庫設定も可能になりますよ。

――プレイヤーはNPCと結婚できますか?また、NPC自身も世代交代していくのですか?

プレイヤーは恋愛と結婚ができ、彼らもまた誰かと結婚します。子どもをもつことに苦労するならばそれでもよいのですが、血統はしばらく弱くなります。NPCは両親の特徴や家族の習慣を継承し、微妙に変化します。つまり、赤毛の家系の場合NPCも赤毛の遺伝形質を持っている可能性が高いでしょう。

――プレイヤーはどのようなアイテムをクラフトできるのですか?そこには家具も含まれていますか?

我々はまだカスタマイズレベルについて検討していますが、そこも含めることを希望しています。プレイヤーは料理のレシピからビールを、鍛冶場でアイテムをクラフトできます。そして、それらを自分のお店で売ることが可能なのです。

Kynseed インタビュー

――現在、リリース予定についてはSteamストアで”2018年早期”とされています。発売日についての最新情報はありますか?

我々は3月中のアーリーアクセス、そして今年の後半にはファイナルリリースを目指しています。ですが、これは資金とスタッフに依存するところです。我々は非常にタフに開発していますからね。

――「Kynseed」には非常に魅力的な要素が詰まっています。開発期間はどのくらいでしょうか?

我々は2016年4月にスタートしましたが、プロトタイプやエンジン、ツールの作成に時間を費やしました。2017年7月にKickstarterを利用した後から凄い後押しを得たのです。

――あなたたちがクリエイターとして影響を受けたゲームを教えてください。また、お気に入りの日本のゲームはありますか?

「Kynseed」はNintendo 3DSでリリースされたLevel5の「ファンタジーライフ」、また「ルセッティア~アイテム屋さんのはじめ方~」や「Ultima 7」そして、もちろん「Fable」シリーズにも影響を受けました。そこには「Stardew Valley」からの影響も僅かにありますね。我々は絶対的に日本のゲームを崇拝しています。「スーパーマリオ オデッセイ」「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」「ベヨネッタ」「Dark Souls」「Nier: Automata」など本当に楽しんでいます。我々は皆、任天堂の大ファンで、皆スーパーファミコンなどのコンソール黄金期のレトロゲームが大好きです。

――日本には多くのゲーマーがいます。彼らへメッセージをお願いします。

日本のゲーマーの皆さんに我々のゲームを楽しんでもらいたいと願っています。我々は日本と脅威的な日本のゲームを愛しています。それはゲーマーにとって最も楽しく、熱狂的でクレイジーなものです。あなたたちに愛を。

「Kynseed」PixelCount Studios 開発チーム

ライター/Semapho

Kynseed インタビュー

インタビューを終えて ”名作スタッフが生む期待作”

「Fable」と言えば、自由度の高い作りが人気でどのように生きるかというのはプレイヤーの判断に任せられる。今ではそんなゲームも増えた気もするが当時はまだまだあのような自由度の高いゲームは少なかった。日本ではXBOXの販売数が少なかったが、海外では250万本を超える大ヒットゲームとして認知されているが故に「Kynseed」への期待は格別高い。名作の開発チームが作り上げる期待作に世界中が注目している。

近年のクラフトサバイバル系ゲーム、サンドボックスRPGをプレイしているユーザーならば興味を持つ作品ではないだろうか。彼らの用意する極上のゲーム体験が楽しみで仕方がない。

ライター Semapho

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