HUNT Showdown テストサーバー 大型アップデートとの関係
HUNT Showdown テストサーバー 誕生でどう変わる?
リスクというのはもちろん避けるべきだし、減らすべき。それはリスキーなことをするな、ということではなくリスクがもたらす結果を見据えることが非常に大切であるということだ。それは社会人は嫌と言うほど味わっていることではないだろうか。若干、話が逸れそうだがゲームでも全く同じである。
「HUNT Showdown」の開発チームは今後のリスキーなアップデートを試す場所としてテストサーバーを新たに設け、ユーザーは新たに「HUNT Showdown(Test Server)」というアプリケーションを通じて、それらを体験できる。
つまり、これまで通りのゲームプレイとは別にアップデートを行ったバージョンでも遊べる、ということだ。「なんで、分ける必要があるの?アップデートしたバージョンの方が良いじゃん」という意見があるかも知れない。しかし、上述した通り、アップデートというのは同時に上手く噛み合っていない場合、ゲームに不具合をもたらすことがあるのだ。
例えば、マッチング機能の改善パッチをリリースしたとして、それが上手くいっていないとマッチングができないのだからゲームそのものが遊べないということになる。それから修正パッチをあてて、ゲームが再び遊べるようになるのにどれくらい時間がかかるだろう。そういった、プレイヤーの元々のゲーム体験を損なわないようにテストサーバーを設置するのだ。
「パッチ出す前に問題ないか自分たちで確認すればいいのでは?」
そういった意見もあるかも知れない。そして、それは決して間違いではない。けれど、まず大前提として「HUNT Showdown」はアーリーアクセスのタイトルだ。つまり、アーリーアクセスゲームを購入、参加することは、不具合が発生する可能性を理解した上で遊ぶということだ。そして、Steamは独立系開発チームが多くタイトルをリリースしている。つまり、インディーゲーム開発チームが多くゲームをリリースしている市場だ。メジャータイトルとは違って、予算も人員も規模も違う。つまり、大手ゲーム開発のように、テスター(デバッガー)を雇うという予算、というのは現実的ではない。もちろん、予算的な話だけでもないのだが、そういった突っ込んだ内容の話はまたの機会にしよう。「HUNT Showdown」もゲーマーに遊んでもらいながらフレッシュな意見を取り入れることが効率的で、良い刺激を得られているのではないだろうか。
テストサーバーをわざわざ設けることはとても珍しい。多くの場合、リスキーなアップデートはSteamの場合、ソフトのプロパティからBranchアップデートや何かしらのβ版に了承して自分で更新する。このテストサーバー自体に筆者は意味を感じ、期待している。
ここに「HUNT Showdown」の2018年のROAD MAPがあるのだが、これらの大型アップデートなどはまずテストサーバーで早い段階で遊ぶことができる。ライブサーバーではリスキーなものも、テストサーバーなら思い切り導入できる。つまり、早い段階で不具合をユーザーから報告してもらったり、要望を得られる。開発のスピード、または仕組みがこれまでより明確になるのは間違いないだろう。それは同じくテストサーバーを設けていた「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」が証明済みだ。まさに現在、4×4㎢の新マップ:Savageがテストサーバーで試されているところなのだが、これをライブサーバーにいきなり持ってこない理由は恐らく理解できるのではないだろうか。
また、パフォーマンスパッチのPatch noteについても本日アップするため公開するのをお待ち頂きたい。
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