Session ゲーム の中のスケートボードの革新をもたらすタイトル

 

Session Skateboardという「カルチャー」に挑むゲーム

毎年、インディーゲームなど話題になるタイトルが存在し、クラウドファンディングから話題になるケースもある。例えば『Kingdom Come:Deliverance』はその一つで、今後リリースが注目されているタイトルとしては『Dead Matter』という新たなオープンワールドゾンビサバイバルゲームである。そして、今回紹介するのはクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で注目され、E3 2018でも話題を呼んだ作品『Session』である。

EAの『Skate』シリーズがスケボー少年たちに与えた衝撃とトラウマは『Skate 3』で頂点を迎えて以降、行き場を失っていた。今でこそ『Skate 4』を示唆する発言や動向が見られるものの、Skate好きのゲーマーたちはそのポジションに来るものを見出せずに過ごすことも多かったはずだ。

そして、ある日、とあるナチュラルなスケートゲームのプロジェクトが「Kickstarter」に登場し、一気に募集している金額の目標額を突破しその後も多くのゲーマーに注目されているタイトルがある。それが『Session』である。上の画像を見るだけでも伝わるように、テクニカルなトリックとリアルな映像が『Skate 3』以降、行き場を失ったスケートカルチャーとゲームカルチャーのマインドを引き寄せたのだ。

以下は「セマフォの屋根裏部屋」が制作した『Session』の動画である。

『Session』の開発チーム曰く目標は「スケートボードがどういったものか」ということを本当の意味で体験してもらうことにある。これにはリアルなスケーターがトリック一つ一つに対し、学び、努力し、恐怖を超えるという取り組みをゲームにもたらすものと考えられる。そして、『Session』の目的はスポーツ全体を通して生きるということにあり、映像やスクリーンショットを世界中のスケーターと交換してもらうことにあるという。そして、何より開発チームはスケートボードカルチャーへのリスペクトを第一としており、それは以下のような操作性にも滲み出ている。

デュアルスティックコントロール

「デュアルスティックコントロール」とはその名の通り、左右のスティックで同時にコントロールする操作性のことなのだが、面白い点はデッキ(スケートボード自体)を操作するのではなく、スティックはそれぞれ左右の足の操作に繋がっているのだ。実際に「Ollie」をする際はテール側を弾き、ノーズ側の足でつかまえながらデッキを並行に保つなど一瞬のトリックに様々な動作が必要となる。『Session』では「デュアルスティックコントロール」によってそれらが、再現されているのだ。

バランスシステム

こちらも非常に重要で魅力的なシステムである。「バランスシステム」はグラインドなどのトリックにおける体重移動やバランス感覚を再現しているシステムである。長くレールの上を滑るには繊細な技術が必要となるのは『Session』でも同じのようだ。

 

次のページではさらなる魅力的なシステムと取り組みを紹介していく。

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