Moonlighter 開発チームインタビュー 「ゼロからヒーローへ」に至る物語

Moonlighter

Moonlighter 「ゼロからヒーローへ」そのコンセプトに至る、二つの「疑問」とは

 

Moonlighter 開発チームインタビュー

現在、Steamストアにおいて注目を浴びているゲームがある。2DグラフィックのローグライクRPGであり、リリース当初から非常にセールスも好調で、ユーザーレビューによる評価も高い。どこか懐かしくも『トルネコの大冒険』シリーズを思い出すようなゲームプレイは多くのゲーマーから支持されているように思う。

『Moonlighter』は数多くのインディゲームが揃うSteamストアにおいて、ひときわ輝いている。今回の記事は開発チームへ『Moonlighter』が生まれたきっかけ、そして今後の展開についても伺っている。

――ニンテンドースイッチ版はすぐにリリースされるでしょう。

――『Moonlighter』の面白い点はダンジョンアドベンチャーとお店の経営という二つの要素が融合している点にあると思います。このアイディアはどのようにして得たのでしょうか?

「伝統的なRPGにおいて、店主たちはどこから仕入れているのか?」、「彼らの視点から遊ぶとどうなるんだろう?」全てのアイディアは我々が感じたこれら疑問から得ているのです。それから我々はこのキャラクターについて考え始めました。お店で売るためのアイテムを得るために夜間にダンジョンを探索し、戦う必要があると思ったのです。それが「店と町のマネージメント」、「ダンジョンクロールとローグライク」の2つのコアを持っていることに気が付きました。それら両面を統合して、一つのサイクルのように感じさせるようにゲームを設計、開発しました。つまり、我々はプレイヤーが町やお店にいる時は、「ダンジョンのことを考え、ボスを倒したい!」と思えるように、またダンジョンにいる時は「お店のことを考え、売れるアイテムやクラフトできるもの」について思えるように取り組んだのです。

――主人公は特別な人物ではなく、店主であるというのもキャラクター設定において面白い点です。主人公の設定においてあなたたちが気をつけた点を教えてください。

そうですね、ゲーム全体を通してのアイディアは「ゼロからヒーローへ」というものでした。ゲームが始まると控えめの店主ですが、彼には大きな夢があります。彼は過去の繁栄の見る影もない寂れた町に住んでいますが、それを変えたい思っており、どのようにすれば彼のお客さんや、親のお客さんのようなヒーローになれるか考えています。そして、彼はかつて繁栄をいくつか町に戻していきますが、第5のゲートを開くまでに深いミステリーが分かってくるのです。同時に『Moonlighter』の物語は重いものではありません。プレイヤーが読む必要のあるテキストの壁がありません。しかし、文章を読むのが好きな人には様々なアイテムやヒーローによって物語は伝承されるようになっています。これは『ダークソウル』の「幻影」や「血痕」のようなものですね。

――『Moonlighter』はまだリリースされて間もないですが、今後の追加要素などの開発プランについて教えてください。

現在の機能の改善、新たな機能の追加、そしてDLCなどのロードマップがあります。現在、我々はそれを計画しながらプレイヤーから受け取ってフィードバックを取り入れる作業を行う予定です。例えば、リプレイ性や、システムの深み、生活の質の向上、ユーザビリティ向上、さらに難しいモードの追加などです。今のところ、『Moonlighter』は市場でかなり好調に推移しています。それによって、継続して開発ができます。これは非常に素晴らしいことなのです。私たちは今後も長い時間をかけて開発を続けていけるでしょう。

――ファンは『Moonlighter』のサウンドトラックを待っているようですね。サウンドトラックや他のDLCのリリース予定はありますか?

ええ、David Fennによる音楽は絶対的なもので、私たちも彼がサウンドトラックが大好きです。我々がゲームに求めていた気分や雰囲気を完全に表現してくれました。Bandcampのような場所ですでに購入できるようですよ。(リンクは下記)

――現在、ニンテンドースイッチに多くのインディゲームが揃ってきています。あなたたちは『Moonlighter』でリリースする予定はありますか?

そうですね、我々はニンテンドースイッチが大好きで、このタイトルがコンソールに最適だと感じていました。実はすでにそこに取り組んでいて、ゲームは小さな画面ながらとても素晴らしいものになっています。また、ゲームのサイクルは短いゲームプレイ時間にとってもパーフェクトだと感じており、実際に携帯モードのSwitchに向いているでしょう。我々はニンテンドースイッチでリリースしたいと望んでいたこともあって、すぐにリリースされるでしょう。もちろん、それは我々に依存している問題ではないのですが、今年の第三四半期(3月決算の場合、10月~12月に当たる時期)にリリースを予定しています。

――先日のE3 2018におけるカンファレンスはゲーマーにとって、興奮する内容がありました。しかし、日本の東京でも見本市があります。東京ゲームショウは9月に開催されますが、あなたたちは来日する予定はありますか?

ぜひ、行きたいですね!我々は去年、E3 や PAX、Gamescomなどのイベントに参加しましたが、今のところ日本ゲームイベントへ参加したことはありませんでした。しかし、我々のチームは全員、日本の文化と日本のビデオゲームが大好きです。もし、我々が東京ゲームショウに行く機会があれば、すごく嬉しいです。……それが可能かどうか確かめてみます!

――あなたたちがクリエイターとして影響を受けたゲームはありますか?また、そのタイトルについてエピソードを教えてください。

私が影響を受けたゲームは多くありますが、我々は中規模のチームなので一人一人の個性があると言えます。しかしながら、我々はJRPG、ローグライク、メトロイドヴァニアなどのゲームが大好きですね。『Moonlighter』はいくつかのゲームから影響を受けています。『Rogue Legacy』、『The Binding of Isaac』、『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし(その他のゼルダシリーズも)』、『牧場物語 ハーベストムーン』、『ルーンファクトリー』、『黄金の太陽』、『ダークソウル』、『Hyper Light Drifter』などですね。我々はゲームの色調を演出し、プレイヤーが思い浮かべるようなカルチャーの道に沿うように、または時々そこから外れるようなものを作っていきます。

――日本ゲーマーへメッセージをよろしくお願いします。

まず、読んで頂きありがとうございます!我々は伝統的なものから現代的なものまで、日本のビデオゲームに強い影響を受けており、皆さんが『Moonlighter』を好きになって頂けることを願っています。完璧なゲームではありませんし、我々にとっての最初のゲームであり、恐らく多くのことを学ばなくてはいけませんが、多くの愛を持っています。ニンテンドースイッチ版のリリースはもうすぐです。それから、もし東京ゲームショウに参加が可能なら我々はあなたたちに会うことができるかも知れません!

Pawel Miechowski/11bit studios

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ライター/Semapho

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