You Tube プレミアム 「広告なし」になると、動画配信主はどうなるの?

 

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You Tube Premium が日本国内でも導入。今後の収益形態は?

「You Tube Premium」ならびに「You Tube Music Premium」が日本国内でも導入され、広告なしでコンテンツを楽しめるほか、オフライン再生、バックグラウンド再生、楽曲ダウンロードなど、これまでサードパーティーのアプリケーションが対応していた部分を公式にサポートする形になった。

3か月無料トライアル、その後は月額1180円となっており、上記のサービスを受けられるようになる「You Tube Premium」、「You Tube Music Premium」だが、ここで一つ気になることがある。当サイト「セマフォの屋根裏部屋」は多くの動画配信主(実況主)の方々と記事を制作してきた。当サイトの読者が、彼らの動画を再生すれば広告が流れ、収益に繋がる。今回の「You Tube Premium」導入によって、広告が流れなくなると、動画配信主の収益は下がるのではないだろうか。そこで、筆者はYou Tubeヘルプセンターを確認したところ、以下のような説明を確認することができた。

クリエイターは YouTube を支える大切な存在です。クリエイターの努力に報いるため、YouTube は動画の再生時に表示された広告から得た収入の一部をクリエイターに分配しています。YouTube Premium に登録すると広告が表示されなくなるため、皆様からいただく月額料金をクリエイターに分配しています。しかも、動画の視聴回数が多ければ、その動画のクリエイターに分配される金額も大きくなります。

You Tube ヘルプセンターより引用

上記の内容をさらに分かりやすく言うと、「You Tube Premium」会員が支払った、月額1180円の中から、クリエイター(配信主)側にお金が分配されるということになる。そして、そのクリエイターの動画再生回数が多ければ分配される額も大きくなるとのことだ。ただし、上記の内容で気になるのは、プレミアム会員が動画を観た回数が分配率に関わるのか、それとも非会員も含めた総合的な動画再生回数も含めて、分配に関係するのかという細かな内訳は解説されていなかった。

実はこの分配システムはすでに国内の動画配信サービスで似たようなものが存在する。それが「OPENREC」である。月額料金を支払い、クリエイタープログラムに参加すると収益を受け取れるようになるのだが、再生回数やエール(投げ銭)の料金の金額が多ければ、受け取るお金も増えてくるというものである。

OPENREC

筆者は今回の「You Tube Premium」において、少々危惧している点がある。これまで、過激な動画や暴力的な内容がYou Tubeから差し止められていたのは、広告主の存在が強かったこともあると思われる。つまり、クリエイターにとっては過激な動画をアップすると広告が流れなくなってしまうため、抑止力になっていたという見方もできる。そのため、広告が廃れるようなサービスの在り方が定着した場合、歯止めをかける存在が必要になってくる。正直なところ、一部のクリエイターによって、動画共有サービスの悪用や風潮の乱れが引き起こされているのをよく見かけてしまう。著作権侵害についても同様なのだが、今回の有料会員制度を実施する前に「もっとするべきこと」があるのではないだろうか。

また、月額1180円というのも少し高額なようにも思えてくる。You Tubeだけでなく、「あらゆる広告をブロックする」と謳った、サードパーティーアプリの存在は多くのユーザーが知るところだろう。バックグラウンド再生についても無料アプリで対応できないこともない。筆者の感覚からすると、今回の機能ではワンコインを超えるのは意外だったが、いかがだろうか。あなたが今回の「You Tube Premium」について思うことは?

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