Someday You’ll Return 失踪した娘を追う、ホラーアドベンチャー。開発者へインタビュー

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Someday You’ll Return 失踪した娘を捜しに、悪夢が渦巻く山林へ。

CBE Softawreはチェコに拠点を構える、ゲーム開発チームだ。経験豊富なスタッフが集う、このスタジオは現在、新たなホラーアドベンチャーを開発中だ。『Someday You’ll Return』は失踪した娘を追って、奥深い山林地帯に足を踏み入れるというホラーアドベンチャーゲームだ。舞台となるマップはチェコ共和国の美しい景色をモデルにしており、トレーラーからも、その美しさを観ることができる。ただし、アドベンチャーゲームとしては珍しく、スマートフォンでゲーム内の人物と連絡が取れるなど、一風変わったシステムが用意されている。本稿では、『Someday You’ll Return』の開発者へ行ったインタビューを行い、ユニークなゲームシステムから本作の誕生秘話まで聞くことができた。

我々は本作を立ち上げる時、いつも『サイレントヒル2』のことを考えていた。

――『Someday You’ll Return』はチェコ共和国を舞台にしたゲームですね。なぜ、チェコを舞台にしたのか理由について教えてください。また、モデルにした現実の場所はありますか。

ゲームは実際のチェコ共和国で展開しています。我々が子どもの頃にチェコ共和国で過ごしたことが理由です。『Someday You’ll Return』は意味合いを重視したゲームです。私たちの記憶と組み合わされた風土、文化、歴史について、深い知識と経験があります。このように豊かな文化にゲームを設定することは我々にとって自然なのです。そして、我々はそれに、民俗学や歴史的要素を含めることによって、物語がさらに豊かになると信じています。ゲームでは我々の環境における興味深いポイントをバーチャルマップに組み合わせており、プレイヤーはリアルなハイキングと旅行が体験できますよ。

――本作には、クラフトシステムがありますね。プレイヤーはどのようなアイテムを作ることができますか。

様々なものがあります。プレイヤーはアイテムを組み立てたり、分解したり、作成することができます。例えば、ゲームの序盤には「壊れたはしご」を見つけることができます。プレイヤーは壊れたステップの代わりとなる木材を探さなければいけませんし、ハンマーと釘を使って、それらの位置を修正する必要があります。伝統的なアドベンチャーゲームとは違って、本作ではインタラクティブなゲームプレイになっています。そのため、進行するためには、なにが必要なのかということを理解する必要があるのです。
その他のクラフトとしては、ハーバリズムがあります。プレイヤーは、植物を入手し、その様々な部分を混ぜることで薬草を作ることができます。ただし、これら薬草の効果については、まだ明かせません。

Someday You'll Return

 

――プレイヤーはダニエル(Daniel)となって、娘のステラ(Stela)を捜しに行きます。ダニエルとステラという2人のキャラクターについて紹介してください。

ステラは失踪したダニエルの娘で、家から出ていってしまいました。ダニエルは娘のスマートフォンの位置を特定しており、追跡することになります。私はこういった、彼らの関係性が決して輝かしいものではない、という説明はできていると思っています。しかし、彼らがどういった人物なのかというのは、ゲームのじゅうような ポイントの1つなので、プレイヤーのために明かしません。ダニエルは家族に問題を抱える普通の人です。離婚後、娘との距離がどんどん離れているのです。そういった過去を理解して、ゲームに繋げるのが鍵となります。

――ハードモードなどのゲーム難易度は用意されていますか。

よりインパクトのある冒険を提供する、ハードモードはあります。しかし、戦闘がない分、さらに注意深く探索することが必要になるでしょうね。

――『Someday You’ll Return』ではプレイヤーがスマートフォンで様々な人物と連絡をとることができます。私は、ホラーアドベンチャーとして非常に珍しく、間違いなく本作の特徴であると思っています。このアイディアはどのように得たのでしょうか。

我々は人生において不可欠なコミュニケーションを欠いた「ウォーキングシミュレーター」は作りたくなかったのです。GPS追跡以外にも、電話をかけたり、受信したり、SMSを送信したりするのにスマートフォンを使用します。ただし、本作ではカルマシステムがあり、プレイヤーのコミュニケーション方法をジャッジしていますので、注意してください。

――物語を書く際に、実際の事件や伝承を基にしていますか。

ゲームの舞台は非常に古い場所なので、地元の都市伝説などを参考に作業をしています。しかし、ほとんどは古代の環境と伝承に装飾をした物語です。

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――『Someday You’ll Return』はオープンワールドゲームですか。

本作はセミ・オープンワールドゲームですね。これはプレイヤーがワールド全体を自由に動く機能がないことを指します。オープンワールドにすると、物語全体を損なうためです。一方、ゲームには探索する場所がたくさんあるため、限定されてしまっているとは思いません。

――あなたたちはいつ、スタジオを立ち上げましたか。また、どのようにメンバーを集めましたか。

我々は2006年にCBE Softawreを立ち上げました。わずか2人のスタジオなので、会うのは非常に簡単ですね。現在、チェコ共和国のブルノに小規模のスタジオがあります。いつか、帰国する予定です。私たちは2人しかいないという事実にも関わらず、これまでに沢山のゲームをリリースしています。本作のような巨大なプロジェクトのゲーム開発のための経験となりましたね。

――あなたたちは『Someday You’ll Return』のコンソール版をリリースする予定はありますか。

もちろんです!我々はPS4/XBOX ONE/Windows版を発売する予定です。しかし、PS5の発売の噂があるのですが、どなたか知りませんか?現時点では磨きをかけるために、Windows版を焦点を当てています。その後、コンソールプレイヤーにも提供していくでしょう。

――あなたたちは2019年に本作を発売予定ですね。現在の開発段階をパーセントで表すなら、どのくらいでしょうか。

我々は現在、ハードコア開発モードに入っています。ゲームプレイシステムは全て揃っており、これからゲームプレイ、レベル、ストーリーを伝えていくことになるます。ゲーム開発は線形のものではないので、早期段階だけでなく発売後の磨きを加えることも考慮するとパーセントで回答することは非常に難しいですね。ですが、敢えて言うならば65%が完了したと言えます。

――日本のゲーマーにメッセージをお願いします。

我々が『Someday You’ll Return』をプロジェクトを始める際に、いつも考えていたのは『サイレントヒル2』のことです。もし、あなたが『サイレントヒル2』の戦闘ではなく、我々が作り上げているようなミーニングベースのねじれた物語が好きな場合、きっと気に入ってもらえるでしょう。日本のゲーマーにも我々の風土や文化を伝えたいと思っています。というのも、我々の文化との間に絆があることを知っているからです。カール・グスタフ・ユングを敬愛しているゲーマーは、本作の中にお馴染みの課題を見つけることができるでしょう。

Someday You'll Return

CBE Softawre オフィシャルサイト

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