Thrice Only Us シネマティックなデジタルサウンドを駆使したラウドミュージック

Thrice Only Us ポストハードコアバンドが送るメッセージ

1998年から活動を行うポストハードコアバンドThriceが自身が所属するレーベル「Epitaph Records」の動画チャンネルでMVを公開した。デジタルサウンドと輪郭のハッキリしたビート、そして歪みのあるベースサウンドが特徴。MVの内容も、大人と子どもを通して、自由や正義を訴えるような作品になっている。

Thriceの音色には一つ共通することがある。ドラムとボーカルが音の全面に出ており、その隙間を埋めるようにギターや上物が鳴っているという印象だ。とは言っても、ギターがおまけという訳ではない。むしろ、ヘヴィなギターリフや強烈なフレーズがThriceの特徴でもあるのだが、サウンドボリュームのバランスで言うと、ドラムとボーカルが強烈な印象を残している。全てではないが、ハードロックやメタルにはこういった傾向がある。ポストハードコアはメタルやロックンロールなどのサウンドと融合し、バンドによって表現するサウンドは無数に分類していった(だからこそ、ポストハードコアという言い方をするのだろう)。Thriceはその中でも、ヘヴィメタルから受けた影響が強い。ギターチューニングや、音色の作り方がまさに反逆的な歪みを抱えているのだ。実は、パンクロックはクリーン寄りな音色が好まれることも多い。もちろん、それは逆説的なアクセントの作り方だったりするのだが、その辺りの成分を考慮すると、各ジャンルの歴史が見えてくるかも知れない。

Thrice Thrice

「Epitaph Records」の新旧問わず楽曲紹介、サウンドレビューなどを行う記事はこちら。

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