GTFO 開発チームインタビュー 狂気と恐怖を内包したシューター作品の開発に迫った。

GTFO 開発者インタビュー その野心的なFPSはプレイヤーに何を与えるのか

 

GTFO 迫りくる恐怖を退け、目標を達成せよ

「E3 2018」の各パブリッシャーによるカンファレンスの熱狂とサプライズの余韻が残る中、一本のタイトルがコアFPSファンたちによって注目されている。それが『GTFO』である。「COMPLEX」という不気味な施設をあなたはスカベンジャーチームとして攻略し、目的を達成していくというゲームプレイである。

かつて『PAYDAY』を手掛けた開発者による新スタジオ「10 Chambers Collective」による本作は、まだ多くの情報が明らかにされていない。今回の開発チームインタビューでは『GTFO』の世界観や基本となるシステムについて、伺うことができた。

 

GTFO

彼らがエイリアンであろうと、ミュータントであろうとゲームの謎の一部です。

――私がこれまで得た情報ではプレイヤーはスカベンジャーチームとして「The Complex」に侵入するというものです。それは何かお宝を見つければ目標を達成し、マッチングが終了するということでしょうか?それともミッションベースのゲームプレイですか?プレイヤーはどのように「The Complex」を探索していくのか教えてください。

「The Complex」は終わりのないセクションであり、そこを探索していくことになります。また、Warden(プレイヤーたち)は別の目的を果たすためにそこに行くことになります。探索は毎回、レイアウトや敵、その他の条件などが変化します。プレイヤーは毎回のミッションで「必須となる目標」を達成し、外に出ることも可能ですが、「サイドミッション」を狙っていくこともできます。

――『GTFO』には「キャンペーンモード」はありますか?それとも、何度もリトライしていくようなゲームになっているのでしょうか?

『GTFO』には伝統的な意味でいう「キャンペーンモード」はありません。ゲームを継続的にプレイできるサービスを提供します。ストーリーはありますが、製品をインストールした時点で長い時間に渡り語られるものではなく、徐々に追加していくことになります。これ以上の詳細は現在語ることはできませんが、(他の側面的な要素に加えて)ストーリーについては非常に前向きに考えています。そして『GTFO』は、それらによって長期的な素晴らしいゲーム体験になることを信じています。

――地下空間である「The Complex」は不気味な雰囲気に溢れています。『GTFO』の世界において、「The Complex」とはどういった場所なのでしょうか?

「The Complex」は鉱山とハイテク施設で構成された地下の建物ですが、恐ろしいモンスターによって放棄されたのです。「The Complex」が放棄される前に使用されていたものはゲームの謎の一部であり、ストーリーが展開するにつれ分かるでしょう。

――「The Complex」には多くのモンスターがいます。それらはファンタジーの世界観によるものなのでしょうか?それとも突然変異の生物ですか?モンスターがどういった存在なのか教えてください。

そうですね。『GTFO』ではいかなる形、いかなる大きさのモンスターとも戦えます(または忍んで逃げることも)。しかし、彼らがエイリアンであろうと、ミュータントであろうと、これもまたゲームの謎の一部なのです。

――何種類ほどのモンスターが登場しますか?また、モンスターに名前がある場合いくつか教えてください。

我々はゲームに登場させたい多くのモンスターのリストを持っています。それは、もちろんリリース後にも追加します。これまでトレーラーなどで登場したのは「Spit face」というプレイヤーを攻撃するために長い触手や舌を持つ者。「Shooter」という発光する物体をプレイヤーに発射してくる者。「Scout」という長い腱を持ち、叫ぶことで他のモンスターを寄せ集めるような者。これら3種以外にも多くのモンスターが登場します。

GTFO

――ボスモンスターは存在しますか?

『GTFO』には素晴らしい防衛シナリオや環境とモンスターの組み合わせによる出来事など、プレイヤーを試すようなイベントが満載です。あなたはフラッシュライトで照らしている間しか姿を見せないモンスターと戦うかも知れません。「The Complex」はEMP波が数秒ごとにマップを覆うため、フラッシュライトの光はちらつくでしょう。それらの敵と戦うのは全く新しい恐ろしい体験になるでしょうね。

――何種類ほどの銃が登場しますか?また、近接武器やと特殊な装備はありますか?

様々な武器が『GTFO』にはあります。ピストルから、リボルバー、SMG、バーストライフル、DMRやマシンガンなど多くの種類があります。それから、近接武器もあります。しかし、『GTFO』において本当に面白いのは迷路のような「The Complex」を案内してくれるようなツールや、モンスターに遭遇する前に探知し、相手の弱点が分かるようなツールなど様々な特殊な装備です。チームにおいてそれらを正しく使用することが重要になるでしょう。

――武器カスタマイズはできますか?

はい、全ての武器においてプレイヤーのスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。

――トレーラーでは多くのモンスターが登場しています。あれだけのモンスターが登場すれば銃の残弾も非常に重要になってくると思われます。「The Complex」にはサプライポイントやチェックポイントのようなものはありますか?

『GTFO』の面白い点はモンスターを倒しても何もリワードがないことです。彼らは弾丸や体力回復アイテムを落としてくれません。彼らはプレイヤーを直接狙ってくるため、銃弾を消費してしまうこともあるでしょう。忍んでやり過ごしたいと思うかも知れませんが、時には戦闘することも必要です。プレイヤーは弾丸やその他の資源を得るために「The Complex」を探索しますが、それが「スカベンジャーチーム」というコンセプトに合致しているところでもありますね。

――あなたたちはコンソール版のリリースを予定していますか?また、その場合リリース時期についても教えてください。

「10 Chambers」は非常に9人だけの小さなチームです。そのため、努力することに集中してなければいけません。従って、まずはPC版を第一に開発しています。この野心的なゲームのコンソール版を開発し、リリースすることは我々の規模のチームには不可能です。しかし、将来的なコンソール版リリースについては否定できません。PC版が成功すれば、コンソールプレイヤーも手に取ることができるでしょう。

――日本のコアなFPSファンは既に『GTFO』を楽しみにしています。E3でのサプライズアナウンスなどはありますか?

我々は日本のファンたちが大好きです。ソーシャルメディアで日本からコンタクトを取ってもらえれば日本語が堪能なチームメンバーがいるので返信しますよ。E3に関してはこれまで『GTFO』の開発については秘密にされてきました。E3ではジャーナリストにゲームをプレイしてもらおうと考えています。ショーでプレイされたゲームのフッテージがあり、我々はインタビューを受けています。そして多くのストリーミングも存在しますよ。

――日本のファンへメッセージをお願いします。

『GTFO』に夢中になってくれている日本のファンのことが大好きです。「10 Chambers」は非常に小さな会社であるため、我々が得られるいかなるサポートについて感謝しています。これからもニュースを拡散し、SNSでリツイートし、友達に話して『GTFO』に夢中になってもらいたいです。ウェブサイトから『GTFO』のアンバサダーになってくださいね。

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The Skints ゲームジャーナリストが本気でおすすめするブリティッシュ・レゲエサウンド

The Skints レゲエ、パンク、ヒップホップなどを合わせたハイブリッドサウンド

 

The Skints ゲームフリーライターが本気でおすすめする音楽

ームフリーライターとして2017年から挑戦を続けている一方で、音楽記事も2017年後半から増加してきたのには理由がある。単に新作ゲームタイトルの面白いシステムやストーリーの見どころを伝えるのなら僕じゃなくてもできる。というか既に文章で伝える技術が僕よりも遥かに高い人々によって伝えられている。しかも毎日。
そして度々お伝えしているのだが、僕がやりたいことはそういう最新情報やゲーム紹介をメインとしたものではない。2017年、それらを掲げていたのだが実際、『Dead by Daylight』や『ARK Survival Evolved』情報のアクセスが非常に多く、それが嬉しかったためアップデート情報などの最新情報を欠かさず伝えていた。けれど、ある意味ではそれらは通り過ぎに見ることができる看板のような情報に過ぎない。このセマフォの屋根裏部屋というウェブサイトには20本のインタビューが掲載されており、それらは通り過ぎるついでに読めるようなものではない。

僕はカルチャーについて伝えていくことが最もやりたいことであるし、一つのカルチャーの発信地にしていきたいとも思っている。例えば僕の地元・福岡に存在する「Oil Works」のような音楽もグラフィティも発信するクリエイター集団が理想だ。ゲームの中にあるコアな思想や趣向というのはストリートにおけるそれに非常に似ている。PUBGにおいてバイクで家の壁に突っ込んで内部をクリアリングするというぶっ飛んだスキルをエンタテインメントにすることと、スケーターの縁石やステア一つにおけるユニークなアプローチは非常に似たマインドから成立していると思っている。

The Skints

ームと音楽をストリート的思考で融合してカルチャーとして発信することが僕ならではのやり方だ。難しいかも知れないが、例えば、現在この記事を読んでいる音楽好きの人が「PUBGってなんだ?」や「バイクでクリア……?」となってもらえているならばそれがまず最初の段階の一歩目なのだ。これはeSportsの普及としても捉えることもできるし大正解だが、もっと言うならばストリートでしのぎを削っている人々ならばゲームの中にあるコアな成分に共感できると信じているからだ。そしてコアな音楽に触れたことのないゲーマーにとってもゲームで何気なく使われる音楽「ジャズ」「ブルーズ」「ロック」「パンク」「ヒップホップ」「レゲエ」などの音楽がどういう現場で生まれ、どういった表現方法で伝えられていくのかを知ることはゲームのコンポーザーの原点知ることになると思われる。互いのカルチャーの共感が生まれればそれが最も素晴らしいことだと思う。

ちろん、現在すでに両方好き、または理解している人もいるだろう。その場合は上記の説明は省略してもらって構わない。ここまで長々と説明してきたのは、ゲームフリーライターがわざわざコアな音楽を紹介する意味や必要性が一般的に理解できない可能性があったためだ。そしてカルチャーというのは一般的に必要性がなくても生まれ、その後必要とされていく。さて、本題に入ろう。ここからは二歩目だ。

The Skints

The Skints 様々なジャンルのサウンドを練り合わせるスタイル

常に長い前置きになってしまったが、今回僕が本気でおすすめするバンドはThe Skintsだ。イギリス、ロンドン出身のバンドであり、そのサウンドはレゲエ、スカ、ロック、パンクをミックスしたものだ。これだけを聞くとSublimeやFishboneなどを思い浮かべる人も多いかも知れないが、The SkintsのレゲエやスカはThe Clashがそうであったように「ジャマイカ直系」とも言えるサウンドだ。例えばThe ClashとThe Specialsの雰囲気を兼ね備え、そこにより現代的なダンスホールやヒップホップやクラブサウンドを鳴らしている。

The Skints/Let’s Stay Together (Al Green Cover)

界最高到達点、というのは年間かなりのバンド、ミュージシャンの音源を聞く私の個人的な感想なのだが、それだけThe Skintsのサウンドや立ち振る舞いにはこれまでのパンクやロックの歴史が詰まっていると言える。その話をしよう

The SkintsはMarcia Richards、Joshua Waters Rudge、Jamie Kyriakides、Jonathan Doyleの四人からなる。まず、バンドはUKらしさが随所にある。例えば上記したクラッシュやスペシャルズのようなレジェンドからの影響が強いのも確かだが、その後USにおいてそのイズムを受け継いだOperation Ivy、Rancidからの影響もあると語っている。また、ファッションにしてもドクターマーチンのCM動画に出演したり、Fred PerryのポロシャツをはじめモッズスタイルなどUK発信のカルチャーをスタイリッシュに取り入れている。また個人的に最も驚いたのはギタリストのJoshの風貌やギターの弾き方がジョー・ストラマーとテリー・ホールを足して二で割ったようなスタイルであること。しかも、自身のボーカル曲ではダンスホールの強い影響を感じる歌い方(トースティング)であることから、UKにおけるパンクとスカの歴史を知っている者ならニヤリとしてしまうだろう。

The Skints/This Town ft.Tippa Irie and Horseman

The Skintsの最大の強みはMaricia、Josh、Jamieの三人が曲によってメインボーカルを変えるところにあると思われる。それぞれ特徴があるのだが、最も魅力的なのは三人のコーラスワークにある。そのコーラスワークはThe Gladiatorsがそうであるようなジャマイカのレゲエを思わせるものだ。

 

The Skints

イブについては年々、規模が大きくなり2017年はKEMURIのツアーに同行し、来日も果たした。そのライブを観に行けなかったのは2017年最も悔いの残る出来事であったかも知れない。僕はThe Skintsが来日前、まだまだ日本ではほとんど情報が伝えられていない頃にヴァイナルを輸入するほどに彼らのファンなのだ。

し、The Skintsのことをもっと知りたい場合はUKロック、パンクの歴史を辿ると良いだろう。もちろんセマフォの屋根裏部屋でも機会があればそれらの歴史を紐解いていく。The Skintsはそれら歴史に登場するバンドやカルチャーを踏襲しながらも新たなサウンドをグローバルに展開している。例えば、Sublime with Romeとのツアーやアメリカ西海岸最大のレゲエフェスティバル「California Roots」に2016年に参加するなど国内外問わずThe Skintsの人気は高まっている。特にヨーロッパでは不動の人気にあるように思う。日本ではこういった音楽がポップシーンに伝わる機会はほとんどないため、この記事を読んで気に入ってくれたなら嬉しい。今回、フリーライターが本気ですすめる音楽としてお伝えしたのはイギリス・ロンドン出身のレゲエバンドThe Skintsだ。

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